
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>上京区 仁和寺のペインクリニック、内科、整形外科、皮膚科の「かどのクリニック」 &#187; 上京区 仁和寺のペインクリニック、内科、整形外科、皮膚科の「かどのクリニック」</title>
	<atom:link href="https://kadono-cl.com/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://kadono-cl.com</link>
	<description>京都市上京区 仁和寺のペインクリニック、内科、整形外科、皮膚科の「かどのクリニック」です。さまざまな痛みの治療・神経ブロック・在宅ホスピス・禁煙治療などもお気軽にご相談下さい。</description>
	<lastBuildDate>Sat, 27 Dec 2025 00:08:13 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=4.1.23</generator>
	<item>
		<title>活性酸素の話　はじめに</title>
		<link>https://kadono-cl.com/2015/03/12/225/</link>
		<comments>https://kadono-cl.com/2015/03/12/225/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 12 Mar 2015 08:43:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[kadono-cl.com]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[01.はじめに]]></category>
		<category><![CDATA[新聞掲載記事]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kadono-cl.com/test/?p=225</guid>
		<description><![CDATA[　10年ほど前であれば、活性酸素と言ってもその言葉さえ知っている人はごく稀であったでしょう。それが今はどうでしょう。正確に知っているかどうかは別にして、活性酸素という言葉自体を知らない人は、多分世の中の少数派になっている ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　10年ほど前であれば、活性酸素と言ってもその言葉さえ知っている人はごく稀であったでしょう。それが今はどうでしょう。正確に知っているかどうかは別にして、活性酸素という言葉自体を知らない人は、多分世の中の少数派になっているに違いありません。 どうしてこのように世に知られるようになってきたのでしょうか。それは、活性酸素と言うものが、我々の健康や寿命に密接な関係を持つことが次第に分かってきたからなのです。<br />
活性酸素と言うと、活性なのだから、何だか身体にとって元気のでるもの、つまり、いいものと思っていらっしゃる方も多いのですが、実は、身体にとって非常に有害なものなのです。<br />
　どのように有害であるかを説明するのは、中々大変なことなのですが、まず最初にお分かりいただきたいのは、活性酸素の害はただ単に「お酒を飲みすぎると、肝臓に悪い」とか「大食は胃に悪い」とか言うような限定的、局所的なものではなくて、もっと人間と言うよりは生物にとって、根源的に悪い存在なのです。しかも、この害を完全に防ぐ手立ては現在だけではなく、未来にもありません。何故ならば、活性酸素の害は、生き物が生きている限り背負ってゆかなければならない宿命的な害だからなのです。だから｢生きているのが健康に最も悪い。｣というブラックユーモアここからが生まれてきます。<br />
　現在では、活性酸素はほとんどすべての病気の根源的な原因になっていることは明らかになっています。勿論、ガンも例外ではありません。活性酸素の害を完全に防ぐことは不可能と先ほど申しましたが、完全という言葉にさえこだわらなければ、この害をより少なくすることは充分可能なのです。あらゆる病気の根源的な原因である活性酸素の害を少しでも減らすことが出来れば、より健康で長生きの人生を送ることが出来るようになるのは間違いありません。<br />
　 私は、上京区の一介の開業医ですが、人より少し早くこのことを知ることが出来ました。活性酸素にまつわる色々な話題を、シリーズで紹介しておきたいと思います。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://kadono-cl.com/2015/03/12/225/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>女性はなぜ長生きなのか</title>
		<link>https://kadono-cl.com/2015/03/12/227/</link>
		<comments>https://kadono-cl.com/2015/03/12/227/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 12 Mar 2015 08:44:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[kadono-cl.com]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[02.女性はなぜ長生きなのか]]></category>
		<category><![CDATA[新聞掲載記事]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kadono-cl.com/test/?p=227</guid>
		<description><![CDATA[世界中のいかなる地域の、いかなる時代の統計を見ても、女性の平均寿命は男性を上回っています。もちろん、現在の日本でも例外ではなく、女性は平均的に約７歳、男性より長生きなのです。 　どうしてこんな不公平なことが起きるのでしょ ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>世界中のいかなる地域の、いかなる時代の統計を見ても、女性の平均寿命は男性を上回っています。もちろん、現在の日本でも例外ではなく、女性は平均的に約７歳、男性より長生きなのです。<br />
　どうしてこんな不公平なことが起きるのでしょうか。「女性はしぶといから」と言う人がいますが、こんなのは答えになっていません。何故しぶといのかが問題なのです。<br />
　若いときは、平均寿命の差なんて、あまり気にもならなかったのですが、年をとって人生の残り時間が少なくなってくると、随分と気になりはじめ、男性の一人として口惜しい限りなのです。こんなのを「ごまめの歯ぎしり」と言うのでしょう。<br />
　活性酸素と寿命の関係が明らかになるまで、なかには「男性より女性の方が苦労が少ないから」と真面目に言う男性もおりましたが、もちろん、今こんなことを言えば、張り飛ばされ賀茂川に蹴落とされるのは必定でしょう。<br />
　女性を女性らしくあらしめているのが、女性ホルモンであることはよくご存知のことと思います。男性と女性を比べると女性ホルモンの量が圧倒的に異なるのです。そして、この量の違いこそが女性が男性より長生きである原因なのです。<br />
　高血圧や糖尿病等、いわゆる成人病といわれる一連の病気は、男性では 40 歳位からそろそろ始まりますが、女性ではその始まる時期は 10 歳弱くらい遅れています。このことは、毎年行われている京都市の住民基本健診（俗に市民健診）の結果でも明らかになっています。ちなみに、少し話はそれますが、この市民健診というのはかなり良い制度で、 40 歳以上の京都市民であれば誰でも年１回は受けることが出来ます。従来は決められた日時に決められた場所（保健所、学校等）に出向かなければならなかったのですが、最近では個別の医療機関でいつでも受けることができるようになりました。安物の職場健診より高度な検査を受けることが出来ますので、是非、ご利用なさるようお勧めします。<br />
　 脇道にそれ、スペースがなくなってきました。女性ホルモンがどうして長生きに関係があるのか、次号をお楽しみに。<br />
（2004年4月1日掲載記事）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://kadono-cl.com/2015/03/12/227/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>女性はなぜ長生きなのか②　</title>
		<link>https://kadono-cl.com/2015/03/12/229/</link>
		<comments>https://kadono-cl.com/2015/03/12/229/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 12 Mar 2015 08:45:12 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[kadono-cl.com]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[02.女性はなぜ長生きなのか]]></category>
		<category><![CDATA[新聞掲載記事]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kadono-cl.com/test/?p=229</guid>
		<description><![CDATA[　中年を過ぎる頃から、学校時代のクラス会、同窓会のお誘いが多くなってきます。私は、京都生まれの京都育ちなので、出席率はいいほうなのです。 　出席し続けているうちに、面白いことに気づきました。それは、男性がおじいさん顔にな ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　中年を過ぎる頃から、学校時代のクラス会、同窓会のお誘いが多くなってきます。私は、京都生まれの京都育ちなので、出席率はいいほうなのです。<br />
　出席し続けているうちに、面白いことに気づきました。それは、男性がおじいさん顔になりはじめるのは大体 50 歳位からなのですが、女性がおばあさん顔になり始めるのは、 10 年ほど遅れて、 60 歳位からだということです。クラス会では出席者の年齢がすべて知れていますので、こういうことがよく分かるのです。女性は身体の内面だけではなく、外見でも年を取るのが遅いことがこれで分かります。<br />
　突然話は変わりますが、地球は酸素に満ち満ちています。酸素にはあらゆる物を酸化（サビさせる、劣化させる、燃やす）する力があります。地球上で酸素に触れるものは、生物、無生物を問わず全て、絶え間なく常に酸化されています。だから、鉄をさらしておけばサビが浮いてきますし、ゴムは放っておけばボロボロに劣化してしまいます。この原理を利用して、食品の真空パックやガスパックが普及してきました。食品と酸素を完全に遮断すれば食品は古くならないという理屈なのです。酸素を遮断できない人間も酸化されているのかと問われると、実は、そうなのです。人間だけではなく酸素を利用して生きているあらゆる生物は、生まれてから死ぬまでずっと酸化され続けています。と言うよりは「年を取る」ということは「酸化される」ということと同じ意味なのです。<br />
　さらに具合の悪いことには、酸素の中には活性酸素といわれる、普通の酸素より何倍も何十倍も酸化する力の強いタチの悪い酸素があり、これが余計に身体をサビさせる（老化させる）のです。<br />
　鉄やリンゴを放っておくと、すぐ劣化してきますが、ペンキを塗ったり、塩水につけると、うんとこの変化は遅くなります。つまり酸化されにくくなるのです。<br />
　 女性が身体の内面でも外見でも男性より若々しくあるのは、女性ホルモンによると先号で申しました。実は女性ホルモンは、ペンキが鉄のサビを防ぐように、塩水がリンゴの酸化を防ぐように、身体の酸化を防いでいるのです。<br />
（2004年5月1日掲載記事）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://kadono-cl.com/2015/03/12/229/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>女性はなぜ長生きなのか③　</title>
		<link>https://kadono-cl.com/2015/03/12/231/</link>
		<comments>https://kadono-cl.com/2015/03/12/231/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 12 Mar 2015 08:45:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[kadono-cl.com]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[02.女性はなぜ長生きなのか]]></category>
		<category><![CDATA[新聞掲載記事]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kadono-cl.com/test/?p=231</guid>
		<description><![CDATA[　活性酸素による身体の酸化（老化）を女性ホルモンが防御しているから女性は長生きなのだ、と先号で説明しました。「ほんまかいな？」と思われる方も多いでしょう。ある一つの説が正しいかどうかを判断するのには色々な方法がありますが ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　活性酸素による身体の酸化（老化）を女性ホルモンが防御しているから女性は長生きなのだ、と先号で説明しました。「ほんまかいな？」と思われる方も多いでしょう。ある一つの説が正しいかどうかを判断するのには色々な方法がありますが、今まで疑問に思われてきたことが、その説を採用すれば合理的に説明できるようになるということも正しさを証明する手段の一つです。太陽が地球の周りを回っているという説では説明できなかった現象が、地球が太陽の周りを回っていると考えることで簡単に説明できてしまいます。<br />
　活性酸素が我々の健康や老化や寿命に密接に関係するという考えが支持されるようになってきた理由は、この考えに従えば、健康、老化、寿命にまつわる様々な疑問が、訳なく説明できるという魅力があるからでもあります。もちろん、魅力があるから正しいのではなく、この考えは色々な事実によって裏打ちされてきています。<br />
50 歳くらいになると、女性は閉経期を迎え女性ホルモンの分泌が減少してきます。何度も申し上げましたが、女性ホルモンは身体を活性酸素の害から守る働き（抗酸化作用）があるので、時を同じくして、成人病にかかる人の割合が増えてきます。女性ホルモンは、その後も少しは分泌されるので、それでも男性より病気は少ないのですが、 60 歳くらいになると女性ホルモンも枯渇してきて、成人病の割合も跳ね上がり、猛烈な勢いで男性を追いかけるようになるのです。 50 歳くらいまで元気だった女性も、 60 歳くらいになると、高血圧や糖尿病等が発生しやすくなり、色々な身体の不調に見舞われてきます。低かったコレステロールも次第に上がってくることが多いのです。外見上もしみやしわが増え、ほほがたるみ始め、いわゆるおばあさん顔になり始めてきます。<br />
　 女性が男性より長生きなのは、老化の始まりが遅いからなのです。そして、その原因は女性ホルモンであると申し上げました。少し昔の話ですが、去勢（睾丸を摘出）することにより、自らを女性化して長生きを図った高名な病理学者がおられ、見事長生きを果たされました。しかし、この方法はあまり一般的とは言えませんね。どうすれば老いの始まりを遅らせ、長生きできるようになるのか、このシリーズを楽しみにお読みください。<br />
（2004年6月1日掲載記事）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://kadono-cl.com/2015/03/12/231/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>不老不死と遅老遅死</title>
		<link>https://kadono-cl.com/2015/03/12/233/</link>
		<comments>https://kadono-cl.com/2015/03/12/233/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 12 Mar 2015 08:46:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[kadono-cl.com]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[03.不老不死と遅老遅死]]></category>
		<category><![CDATA[新聞掲載記事]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kadono-cl.com/test/?p=233</guid>
		<description><![CDATA[　50 年先の未来社会は、当たる当たらないは別にして、何とか想像の範囲内にありますが、１００年先の未来社会がどうなっているのかは見当もつきません。人間そのものの本質は、ここ何千年とほとんど変わっていませんが、科学技術の進 ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　50 年先の未来社会は、当たる当たらないは別にして、何とか想像の範囲内にありますが、１００年先の未来社会がどうなっているのかは見当もつきません。人間そのものの本質は、ここ何千年とほとんど変わっていませんが、科学技術の進歩が著しく、これが人間社会の仕組みを変え、その結果人間の物の考え方や行動様式を変えてしまっています。石器時代の人間と、もし話をすることができたとしても、お互いに何を言っているのか、何を考えているのかほとんど分からないことでしょう。だから、千年先、二千年先の人間社会がどうなっているかなんてことは、想像の範囲をはるかに超えているのです。<br />
　人間の欲は限りがありません。不老不死は人間の究極の欲望です。実現するのでしょうか。私は、遠い未来には人類が他の理由で滅びない限り、必ず実現すると思っています。人間が強く願ったことは、過去を見る限り、必ず実現してきているからです。鳥のように空を飛びたい、月世界に行きたい、という古代からの人間の願いは、もうすでに実現しています。たった 50 年前、てのひらに乗るコンピューターや、人工心臓、クローン人間、男女産み分け、体外受精等々、誰が実現すると思っていたでしょうか。携帯電話すら、当時では笑い話であったことでしょう。不老不死が荒唐無稽であるなんていえないと思うのです。<br />
　だけど、いくら極楽とんぼの私でも、不老不死の話が現実味を帯びてくるのには、最低５００年くらいはかかると思っています。だから、今の世に生きている私たちにとって不老不死は無縁のものなのです。だったらどうすればいいのでしょうか。とりあえず、私たちが目指すのは、遠くにある不老不死ではなく、近くにある遅老遅死であるべきだと思います。<br />
　 活性酸素の話は、この遅老遅死と多いに関係があるのです。次回をお楽しみに。<br />
（2004年7月1日掲載記事）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://kadono-cl.com/2015/03/12/233/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>不老不死と遅老遅死②</title>
		<link>https://kadono-cl.com/2015/03/12/235/</link>
		<comments>https://kadono-cl.com/2015/03/12/235/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 12 Mar 2015 08:46:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[kadono-cl.com]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[03.不老不死と遅老遅死]]></category>
		<category><![CDATA[新聞掲載記事]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kadono-cl.com/test/?p=235</guid>
		<description><![CDATA[「日本抗加齢医学会」って、お聞きになったことがあるでしょうか。実は、この学会は遅老遅死を研究する学会で、６年前に設立されています。もちろん、私も古くからのメンバーです。 　遅老遅死はどのように実現すればいいのでしょう。前 ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>「日本抗加齢医学会」って、お聞きになったことがあるでしょうか。実は、この学会は遅老遅死を研究する学会で、６年前に設立されています。もちろん、私も古くからのメンバーです。<br />
　遅老遅死はどのように実現すればいいのでしょう。前回、私は女性が男性より長生きなのは、女性ホルモンという抗酸化物質が活性酸素の悪い働きを抑えることに原因があると申し上げました。男性が長生きをしようと思えば、とりあえず女性になればいいということがわかります。この前私は、長生きをするために去勢をした人の話をしました。これは効果的な方法であると思いますが、長年お付き合いしてきた大事な物を、もう役に立たないから摘出して捨ててしまうなんて人情として忍び難く、あまり一般的な方法とはいえませんね。では、どうすればいいのでしょう。<br />
　これを知るためには、まず、我々の寿命がどういう仕組みで決まってゆくのかを理解する必要があります。<br />
　私たちは何となく、「命あるものには必ず寿命がある」と思いがちですが、実は、この考えは生物学的には正しくありません。不老不死の生物は存在するのです。<br />
　１個の大腸菌があります。この大腸菌は、やがて２個になり、４個になり、８個になり、環境さえ良ければ無限に増殖していきます。実際にそうならないのは外部環境が悪くなって無限に増殖できなくなるからであり、大腸菌の自然の寿命が尽きて死んでゆくからではありません。<br />
　「ずるいよ、そんなの」と言われるかもしれませんが、大腸菌は立派な生物であり、寿命が存在するとはいえないのです。また、樹齢何百年といわれる樹木も、寿命があるのか無いのかよく分かっていません。これらの樹木は、風水害や病害から守り、環境さえ整えてやれば、無限の命を保ち続けるのかもしれないのです。<br />
　このように生物には必ず寿命があるとは限りませんが、すくなくとも高等動物に限って言えば、寿命は確かに存在します。<br />
　 我々の身体は約 60 兆個の細胞で出来ており、その１個１個の細胞は基本的な構造では、大腸菌と大した違いはありません。それなのにどうして大腸菌には寿命がなく、我々の身体には老いがあり、その結果としての寿命があるのでしょうか。次回も寿命の話が続きます。<br />
（2004年8月1日掲載記事）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://kadono-cl.com/2015/03/12/235/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>老化と寿命</title>
		<link>https://kadono-cl.com/2015/03/12/237/</link>
		<comments>https://kadono-cl.com/2015/03/12/237/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 12 Mar 2015 08:47:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[kadono-cl.com]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[04.老化と寿命]]></category>
		<category><![CDATA[新聞掲載記事]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kadono-cl.com/test/?p=237</guid>
		<description><![CDATA[　以前クラス会の話をしましたが、ここで気の付くことは、「人の老け方（老化）には、随分差があるなぁ」ということです。本当は 60 歳くらいなのに、どう見ても 70 歳を超えているように見える人もいれば、 40 歳台だと言っ ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　以前クラス会の話をしましたが、ここで気の付くことは、「人の老け方（老化）には、随分差があるなぁ」ということです。本当は 60 歳くらいなのに、どう見ても 70 歳を超えているように見える人もいれば、 40 歳台だと言っても立派に通用する人もいます。差引勘定すれば、実に 20 歳くらいの差が出てくるのです。どうしてこのような差が出てくるのでしょうか。<br />
　老化するのとは逆の成長の段階を見てみますと、個人差があるといっても老化ほどその差はひどくありません。赤ん坊はほぼ同時期に歩き始め、しゃべり始めます。健康でありさえすれば、青少年期に現れる色々な身体的変化も、大体時を同じくしています。つまり、人間の成長は誰でもほぼ同じなのです。このことは人間だけの現象ではなく、ほとんど全ての生物に当てはまります。どの時期に、どのような早さで、どのように成長するかは、遺伝的に決まっています。遺伝的に決まっているということは、成長のプログラムは生物を形づくる個々の細胞の遺伝子に組み込まれているということなのです。そうして、この成長の過程は余程の環境の変化が無い限り、横道にそれることはありません。<br />
　では、もう一度老化の過程を振り返って見てみましょう。老化も成長と同じように遺伝子のプログラムで決まっているのでしょうか。老眼になる時期は人によってそれほどの差はありません。閉経の時期も同様です。禿げになる家系の人は禿げになりやすいし、白髪の家系の人は白髪になりやすいのです。また、長寿の家系には長寿の人が多いのも事実です。<br />
　しかし、老化には遺伝子だけで説明しきれないものがあるようです。精神的、肉体的につらく過酷な毎日を送る人は老けやすいことを、逆の立場の人はあまり老けないことを、我々は経験的に知っています。<br />
　寿命というのは老化の究極の結末ですから、これまでの話は全て寿命にも当てはまります。つまり、成長はほとんど遺伝子のプログラムによって決まっており、個人の意思や努力が入り込む余地はないのですが、老化や寿命は個人の意思や努力により、老化の質や早さの変更が可能であるということなのです。この話を次回も続けます。<br />
（2004年9月1日掲載記事）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://kadono-cl.com/2015/03/12/237/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>老化と寿命②</title>
		<link>https://kadono-cl.com/2015/03/12/239/</link>
		<comments>https://kadono-cl.com/2015/03/12/239/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 12 Mar 2015 08:47:36 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[kadono-cl.com]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[04.老化と寿命]]></category>
		<category><![CDATA[新聞掲載記事]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kadono-cl.com/test/?p=239</guid>
		<description><![CDATA[　前回、成長の過程ではその質や早さを個人の努力や意思により変更することが出来ないが、老化の過程ではそれが可能であるということを申し上げました。 　このことを説明するために、見ただけで老化の程度がよく分かるお肌を例にとって ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　前回、成長の過程ではその質や早さを個人の努力や意思により変更することが出来ないが、老化の過程ではそれが可能であるということを申し上げました。<br />
　このことを説明するために、見ただけで老化の程度がよく分かるお肌を例にとって考えてみましょう。<br />
　お肌も成長の段階では、よほどのことが無い限り、個人的な差はあまりありません。しかし、老化の進行の程度は、人によって随分差があります。よく往年の大女優が、テレビで対談などをしているのを見ることがありますが、 60 歳、 70 歳を過ぎていてもピカピカの張りのあるお肌をして、とてもその年齢に見えない人が多いですね。よく考えてみましょう。遺伝的に肌の老化の遅い人が、それを自覚して女優になったわけではありませんね。いつも若くありたいという意思を持ち、それに沿って努力しているからこそ、この結果が出ているのです。<br />
　お肌の老化は、皮膚に含まれるコラーゲンというゴムのような物質が酸化され、古くなったゴムと同じようにボロボロになってくることによって起こります。皮膚に紫外線が当たると、これが皮膚に吸収されて活性酸素が発生し、その活性酸素がコラーゲンを酸化させます。こうしてコラーゲンが酸化されると、皮膚の張りが失われ、たるみやしわが発生します。活性酸素はその他にも、皮膚の中に老化色素を作り出し、これがしみやくすみの基になるのです。<br />
　人間の皮膚の中で最も日光（紫外線）に当たりやすいのは顔であり、だから、しわ、しみ、くすみ、たるみは顔面に最も集中して発生します。人間の皮膚の中で最も老化が遅いのはお尻の皮膚であろうと言われていますが、そうだからといってお尻の皮膚が全く老化しない訳ではありません。 60 歳台の人のお尻の皮膚は、 20 歳台の人のお尻の皮膚と比べれば、顔の皮膚ほどではないにせよ、明らかに老化しています。<br />
　この二つの事実から「皮膚の老化は歳とともに緩やかに進行するが、紫外線やストレスなどによる活性酸素の働きにより、その進行はより速くなる」ということが分かります。活性酸素の発生を抑制し、発生した活性酸素の働きを押さえ込めば、皮膚の老化はより緩やかになるのです。<br />
　 そうしてこのことは、人間の身体の他の部分に関しても全く同じなのです。</p>
<p>（2004年10月1日掲載記事）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://kadono-cl.com/2015/03/12/239/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>老化と寿命③　</title>
		<link>https://kadono-cl.com/2015/03/12/241/</link>
		<comments>https://kadono-cl.com/2015/03/12/241/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 12 Mar 2015 08:47:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[kadono-cl.com]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[04.老化と寿命]]></category>
		<category><![CDATA[新聞掲載記事]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kadono-cl.com/test/?p=241</guid>
		<description><![CDATA[　少し話がそれますが、「大腸菌は寿命が来て自ら死ぬことはない、つまり、寿命がない」と申し上げたのを覚えている方もいらっしゃるでしょう。このことは、人間の細胞についても当てはまることなのでしょうか。人間の身体の細胞を採って ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　少し話がそれますが、「大腸菌は寿命が来て自ら死ぬことはない、つまり、寿命がない」と申し上げたのを覚えている方もいらっしゃるでしょう。このことは、人間の細胞についても当てはまることなのでしょうか。人間の身体の細胞を採ってきて培養をしますと、１個の細胞は、２個になり、４個になり、大腸菌と同じように倍々ゲームで増えてゆきますが、驚くべきことに、ある決まった回数分裂すると、まるで申し合わせたかのように突然増殖が止まり、全ての細胞が死滅してしまいます。これらの細胞は一定回数以上の分裂はするなという指令を、遺伝子から受け継いでいるからなのです。何回分裂したら死ねという指令は細胞により異なりますが、このように人間の細胞は大腸菌と違って永遠に行き続けることは出来ないのです。<br />
　現在では、細胞の中の染色体にはテロメアと呼ばれる部分があり、これが分裂の回数を計るカウンターの役目をしていることも明らかになってきています。テロメアはちょうど回数券を切るように、１回分裂するたびに短くなっていきます。回数券がなくなれば生命は終わりなのです。少し余談になりますが、人間の細胞でも時々回数券を切らずに無賃乗車する横着な細胞が出現します。癌細胞です。癌細胞はテロメアを切らずに分裂しますので、寿命はなく増え続けるのです。癌の研究に良く使われるヒーラ細胞という癌細胞が研究者の間で受け継がれていますが、この細胞は１９５２年に採取された米国の Helen Lake という婦人の子宮癌の細胞で、現在まで綿々と受け継がれており、絶えることがありません。このことは癌細胞が絶え間なく増殖することの証明になるとともに、癌細胞というものはその染色体＝遺伝子に異常が起こった細胞であるということの証明にもなるのです。<br />
　個々の細胞に寿命がある以上、その集合体である人間に寿命があるのは当然の話です。寿命に関係する遺伝子を操作して、不死を手に入れる、または、そのことを現実の問題として考えることが出来るようになるまでには、多分最低でも５００年はかかるでしょう。「そんなけしからんこと出来るはずがない。神への冒涜である」とおっしゃる方もおられるでしょう。哲学の領域の話ですから、皆様もお暇なときにお考え下さい。次に進みます。<br />
　それでは、我々は遺伝子の定める寿命を一杯に生きているかというと、当たり前のことながらそんなに長くは生きていません。遺伝子が定める人間の寿命は一体何歳くらいなのでしょう。これもよく分かっていませんが、１２０歳以上であることは間違いありません。大体１５０歳くらいかなというのが、大方の意見ですが、いや３００歳だ、５００歳だと言う人もいます。これも証明できる話ではありませんので、何を言ってもいいのです。いずれにせよ我々はこの年齢よりうんと若く死んでいるのです。もったいないですね。何故そうなるのか考えてみましょう。<br />
（2004年11月1日掲載記事）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://kadono-cl.com/2015/03/12/241/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>老化と寿命④</title>
		<link>https://kadono-cl.com/2015/03/12/243/</link>
		<comments>https://kadono-cl.com/2015/03/12/243/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 12 Mar 2015 08:48:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[kadono-cl.com]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[04.老化と寿命]]></category>
		<category><![CDATA[新聞掲載記事]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://kadono-cl.com/test/?p=243</guid>
		<description><![CDATA[　遺伝子の定める人間の寿命（多分１５０歳から２００歳くらいでしょう。よく分かっていません）いっぱいに我々が生き続けることは出来ないのでしょうか。残念ながら、出来ないのです。生物は成長の段階では、ほぼ遺伝子の命ずるままに成 ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>　遺伝子の定める人間の寿命（多分１５０歳から２００歳くらいでしょう。よく分かっていません）いっぱいに我々が生き続けることは出来ないのでしょうか。残念ながら、出来ないのです。生物は成長の段階では、ほぼ遺伝子の命ずるままに成長しますが、老化や寿命は遺伝子以外の影響を強く受けているからなのです。<br />
　なぜ成長の段階では遺伝子の命ずるままに成長し、老化の段階ではそうではないのかという問題を追及し出すと、訳の分からない迷路に入っていくことになりますので、ここでは触れません。ともかく、老化や寿命には遺伝子だけではなく、他の因子が関与していることをご理解頂きたいと思います。<br />
　今まで、この他の因子とは、放射線や紫外線、内的・外的なストレスやたんぱく質の変性など細胞に対する様々な個々の障害蓄積であると言われてきました。平たく言えば、若い細胞が活動していくうちにだんだん有害物質が蓄積され、それによって若さが失われていくという説で（老化の障害蓄積説と呼ばれています）、こんな説なら小学生でも考えつくことで、面白くもおかしくもありませんでした。<br />
　これが、面白くおかしくなったのは、つい最近のことなのです。これまでは、細胞に障害を与える因子は、放射線や有害化学物質や疲労やストレスのように個々に限定されたものであり、それらがそれぞれのやり方で細胞に障害を与えていたと理解されてきたのですが、実はそうではなくて、これらの因子が身体の中に共通のあるものを作り出し、それが細胞を攻撃しているのだということが分かってきたのです。そのあるものこそが本文の主題である活性酸素であることには、もう皆様もお気付きのことでしょう。<br />
　今までに個々に悪いといわれてきたもの、前述の放射線、紫外線、農薬、ストレス、大気汚染、タバコ、等々、これらがなぜ悪いかというと、全て活性酸素の発生源になるからだったのです。<br />
　事実、活性酸素を最も簡単に発生させようと思ったら、水に放射線を当ててやれば、下記の反応でヒドロオキシルラジカルという活性酸素が発生するのです。<br />
　紫外線でも同様な変化が起こり、皮膚に紫外線が当たると活性酸素が発生し、いわゆる光老化と呼ばれる皮膚の老化が促進されます。前述の細胞障害を引き起こす様々な悪い要素も複雑な反応の末、活性酸素を発生させるのです。<br />
　 老化に活性酸素が深く関わっていることがお分かり頂けたかと思います。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://kadono-cl.com/2015/03/12/243/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
	</channel>
</rss>
